
今日と明日、土台と大引を伏せます。
土台(どだい)は、基礎の立上りの上に伏せて(置いて)、立上りから出ているアンカーボルトで締め付けて固定していきます。
建て方時に、土台に掘ってある穴に柱のほぞ(先端を細く加工した部分)を差し込んで柱を建てていきます。
柱の足元を留めて、柱から下りてくる力を基礎に伝える材料です。
大引(おおびき)は、土台と土台に掛けて床を支える材料です。
まずは、基礎の立上りの上に正確に距離と直角を出して墨打ちをして、土台を伏せる位置を決めます。
基本の通り線を決めその線から直角の通り線を作ります。直角はレーザーの機械で出した後、3・4・5の直角三角形で確認をします。それで出来た十字の線より平行にそれぞれ巻尺で距離を測って記しをしていきます。その記しをつないで、墨を染込ませた糸をはじいて(墨打ち)線を出してその線に合わせて土台を伏せていきます。

基礎の立上りの上に、土台用気密パッキン材を敷き、
土台を伏せ締付けて、基礎と土台の隙間をなくします。
このような感じで、いろいろな所の隙間を無くしていきます。
これは、建物の換気を計画どおりにするために必要なものです。

土台が伏せられて、大引をはめ込んでいきます。

この写真は、15日のものです。
大引に床束を取付けて、大引が水平になるように束の高さを調整します。
これで、床組みが完了しました。