基礎工事に入る前、外回りの配管を埋設する先行配管をすることが多いです。その時、全て終わらせると楽なのですが敷地の状況により途中で止めておくことがあります。それは、配管が敷地を横切り工事車両が載るような状況になる時です。重い車両が載って配管が下がったり、はまったりしないためです。
例外的な事(地盤がしっかりしていて晴れの日が続く等)がない限りその部分の配管埋設は工事の最後にします。
工事の効率を考えるとこの2回に分けて施工することは非合理的で少しですが工期と費用がかかります。しかし、永く使い続ける事を考えれば当然2回に分けるほうがいいです。
他社の工事中の物件で建て方前の状況を見ると床がふさがれているのをよく見かけられます。たしかに床がふさがれていれば安全に建て方作業を進められます。しかし、床下に断熱材を入れてふさいであるなら、屋根や外部がふさがるまでに入った雨水はどうなるのでしょうか?断熱材は、その隙間に入った水は、また、床下にたまった水は・・・?。
合理的に工事を進める事を優先すれば、工期も短く、当然それに伴い費用もや安くなります。しかし、建物にとって、住む人にとって「本当にいいの?」的なことが多々あります。
後々のことを考えて工事すれは、それは非合理的になり、工期も長く、費用も高くなります。
さて、あなたは、どちらを選びますか?