偶 成
才子恃才愚守愚 少年才子不如愚 請看他日業成後 才子不才愚不愚
松 菊 木戸孝允
才子は才を恃み愚は愚を守る、 少年の才子愚に如かず。 請う看よ他日業成るの後、 才子は才ならず愚は愚ならず。
先日、一年ぶりにお会いしたある方からこんな詩をいただきました。
これだけでは私には理解できません。で、解釈は、
才子は才を頼んで勤める気が無く、寓者は己の愚かさを知って人一倍努力する。だから少年時代に才子であった者は寓者に敵わなくなる。他日事業を成し遂げた後を見よ。少年時代の才子が今では才子で無く、愚かに見えた物が実は愚かで無い、全くその逆である事に気づくであろう。
そうです、うさぎとかめの話と同様、詩はコツコツと誠実に励む者が最後に勝つという内容です。
一年過ぎてもあまり成長のない私を見、心配されてこの詩を授けてくれたのだと思います。
日々精進する大切さはわかっているつもりですが、三日坊主(一日か、二日かも?)の私にはなかなか難しい事です。しかし三日坊主も100回すれば・・・のつもりで、また来年お会いするまでに、少しでも。