先日、トップライトのガラスの交換をしました。ベルックスというメーカーの品物です。築20年ぐらいたっていたので規格が変わり交換できるガラスが有るか心配しましたが、しっかり残っていて、取替方法のイラスト入り解説書付きで送られてきました。
屋根の上の作業という事で当然晴れの日、物が落ちないように準備して作業開始です。まずは、割れたガラスをはずすため周りの押え板をはずしていきます。押え板が瓦の下に入っているため解説書通りにいきませんが、なんとかはずして、割れたガラスをはずすことができました。そして、新しく用意したガラスを組込み、押え板を戻して完了です。このような事例が過去にもあったそうで、新しいガラスは改良されているそうです。工事の流れと写真だけだと簡単そうですが、それがなかなか・・・だって20年ほど前の品物だし、現場は解説書通りにいかないから・・・。
取替に来てくれたサッシの職人さん、以前このメーカーの品物を取替えたことがあるそうで、その時はガラスではなくその物本体全て入替えられたそうです。開閉式の物で、開閉途中で動かなくなり・・・部品交換ではなおらないということで(えらいこっちゃ)・・・外も中も足場を組んでトップライト回りの屋根材、内装材をめくり・・・想像しても大変な工事です。
トップライトは壁に取付けた窓より3倍以上の光が入り、また開閉式だと排熱に効果的で・・・等々多くのメリットがありますが、今回の工事でデメリットも、また、寿命もある事を再認識しました。このような工事に立合うと色々な物にリスクがある事を認識できます。設計だけの業務では、ややもするとリスクがあることもわからないでしょう。現場の経験、大事です。
それにしてもベルックスの品物でよかった。なぜなら一時色々なメーカーからトップライトの商品が出ていましたがそのほとんどがもうやめています。今回のような対応をしてくれたのだろうか?と。
他にもこのような事があるような、当然ですよね!、建物とそれぞれの物の寿命が違いますから・・・。