昨日テレビを見ていると鉄腕ダッシュの番組で田植えのシーンが出てきました。その中でポット専用の苗箱が出ていました。
この「みのる」のポット専用で作る苗は確かにいいですが、けっこうな手間がかかるという事で、うちの村では、次々にやめていきうちだけになってしまいました。
完全に少数派(極々)になってしまいましたが、福島にもこだわっっている少数派の方がいらっしゃるのを見てなんだかうれしくなりました。
本題です。先週後半に溝切をしました。
ところで、溝切(みぞきり)をご存知でしょうか?
軽トラの荷台に乗せてある機械を田んぼの中で歩かせて溝を作る作業です。
エンジンで車輪を回し後ろの三角錐みたいな物で溝を作っていきます。その機械の補助(運転)で人がその機械の脇を歩いていきます。バイクのような乗用タイプの物もあります。
6月のこの時期に半日ぐらい、7月の中旬までにもう半日、1年に1日使うだけの機械です。
どちらにしても田んぼの中を歩くので大変な作業です。
今、普通の稲作は、機械を使う事を前提としています。
秋の収穫時にはコンバインを使います。その時、田んぼが柔らかいと・・・。
砂地やあまが少ない田んぼならば収穫前、梅雨が明けた8月ぐらいから少し干せば固くなるのでしょう。しかし、深い私の田んぼでは無理な話です。それで今の時期から2~3日、水を抜いて田んぼを干します。その後、水を入れてしばらく置き、また水を・・・これを繰り返して徐々に田んぼを固くしていきます。その水の出し入れがスムーズになるように溝を作ります。これが溝切です。
早い人は1週間以上も前から始めていて、私は遅い方かな?。溝の入れ方もまちまちで、細かく入れる人もいれば、私みたいに外周と真ん中1~2本だけ、なかには溝切をされない方も・・・。
干しすぎると、水がたまりにくい田んぼになったり、そのため稲の生育に悪影響が出たり。干さないといつまでも柔らく・・・、秋の機械作業に影響します。毎日天気予報を見ながら・・・。
水の管理で収量が大きく左右されますので、なかなか判断するのは難しい。
毎年、天気は似ているようで違います。同じ年は一度もありません。今年も1年生ですから。
さて、今年の天気は、お米の出来は?