へ~んなてんきやの~

肥料撒き準備完了

先週の事です。

勝山での普通の会話ですが、わかりますよね?

あえて訳しはしません。

「梅雨に入ったと思たら、な~も降らんねし、いっぺんに暑なってまうんにゃし。ほんでも湿気はあるでベトベトや。カラダがまだ慣れてんでえろてあかんわ!。天気予報もコロコロ変わんにゃ、よ~わからん天気やの~。今年も天気おかしいざ!米ぎょうさん採れるとえ~けどわからんな~。おめ~今日肥料まくんけ、ほんなもんやると丈伸びすぎてかやってまうんにゃ。ほやけどま~だ一発やってんのけ。米なんか安いんにゃであわんやろに、若いんにゃで~昔の事いつまでもやってんと今のやり方してかんと、手間出てこんやろ!」と好き放題言う近所の長老の話を聞き流して、肥料をまきました。


いや~ありがたい?お話をして行かれましたが・・・。

消費者のみなさん、会話の中に出てきた一発というのは1回で済む肥料の事です。田植えの時、苗を植えるのと一緒に田植え機で肥料をまいて終わり。その肥料はすぐれもの?で、苗の成長とともに必要な時に必要な成分が溶け出る?という物です。

重い肥料を機械に詰め、背中に担いでまいて歩く事に比べると・・・ちなみに私は6回まいていますが。それに比べると確かに手間もかかりませんし、楽です!ただし、予定通り溶け出てくれればの話です。

天候がこれだけ変動すれば・・・、早めに溶けだして茎が伸びすぎたり、穂に栄養が必要な時に足りなかったりと、ここ数年、秋の収穫はさんざんなのに・・・。「へ~んなてんきやの~」と自分で言ってるのに、ま~1回楽しちゃうとなかなか元には戻れませんけど。

私は、成長を見ながら、必要な時に必要な物をやる!。

今回の肥料はこの時期、茎を成長させる物でなく根をはらせる物。今しっかり根がはれれば、秋、穂がいっぱいついてもつぶれない(茎が曲がったり、折れて穂が地面に付いてしまう事)。(でも、今日まくのは400㌔、ひっでつかれる!)

つぶれた米なんか美味いわけないじゃないですか!自分が食べるんだもの、美味い米作らなきゃ!。

手間をかけたらかけた分、良くなる!。それはどんな事でも同じだと思いますが。

 

米づくりもどんどん変わっています。

も~かなり前になりますが、父が有機肥料を使い始めた頃、「そんな高いもんつこうて、あわんやろ!」と回りの人は見向きもしませんでした(〇〇の指導員さんも含めて)。やっと数年前からエコファーマーの認定を取るためみんな使っている。笑ってしまいます。

「あわんやろ!」と手間も材料もかけんかったらますます「あ・わ・ん・や・ろ・!」。

 

今、普通のコメを作る人(効率優先、手間なんか・・・)。特別美味い米を作る人。その他に徐々にですが本当に体(健康)にいい米を作る人(有機栽培とはまた違う)。

さ~て、私はどっちに進むべきか?