「何で金額が違うの?」と、自分で積算した金額と業者さんの見積の金額が合わない。突き合わせてみると定価が違うので・・・。そう、私が積算に使っていたカタログが古く定価が変わっていたことが原因でした。
だいたい似たような仕様なので、使う物が同じという事で、ふせん等を付けて使いやすくしているのでついつい、さすがに〇年前の物ではまずいか?。
それでこの際、去年までのカタログは廃棄する事に。そしたら出るは出るは・・・農舎のかたずけの時と同様、お金は貯まらないが、こういう物は本当にすぐ溜まる。だってカタログは毎年でてきますから。
ゼネコンにいた時、上司にいつも言われていた事があります。
「新商品が出ました。カタログが新しくなりました。」は、「値上げのための、メーカーサイドの戦略だ。そんな毎年内容が変わるはずがない。それに建物を建てる人(建主)は毎年建ててはいない。デザインが、色合いがと変えるのは、あくまで建築屋に対してで・・・。売れなかったものを削って、目新しい物に・・・その時一緒に価格も値上げするという事だ。」と、よく吠えておられました。
そしてこの方が言われた言葉で、私が大事にしている事があります。それは、
「毎年、コロコロ変わるメーカーの物は使うな!、種類がいっぱいあり過ぎるメーカーもだめだ。しっかりしたいい物を使っているメーカーの物を使え!、そんなメーカーなら品数は少ないが、何よりカタログは変わっても内容は変わっていないはずだ。建築は建ててそれで終わりではない。10年先、20年先に対応していかなけれはならない。そのためにはその時になって取替の部品が手に入るかどうかだ。変わり映えはしないし、地味かもしれないが、そんなメーカーなら必ず部品が残っているはずだ。」と。