残暑見舞いのハガキで

先日、一通のハガキをいただきました。

 

残暑お見舞い申し上げます

出てから一年たたぬ本は決してよむな・・・エマーソン 一冊の本が何週間の命しか与えられない、ということは、商業主義のもたらした悲劇である。そんな中にあって、連続二十年も三十年も読み続けられ本もあるが、そういう本は目立たない。では何を読むか。いうまでもなく古典である。・・(中略)・・すべての書物というものは、古くなればなるほど、ブドウ酒と同じに醇化され、美化され、いよいよ、その味を加えてくる。時という厳正なフルイにかかって途中で消えてなくなるものは消えるにまかせ、しかも、後世に選びのこされるほどのものなら、どれひとつとして一読の値しないものはない。その最も珍重すべき本が古典なのだ。・・・

 

春にうさぎとかめの話に例えられるような木戸孝允の詩をいただいた方からの残暑見舞いのハガキです。

あれから4カ月、何だか見透かされているような、暑さにだらけた日々を送っているこのタイミング。

たかがハガキ一枚、されど自分にはガッツンとくる一枚でした。まずは、夜にでも、買い置きになっている本から・・・。