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解体工事 分別・リサイクルも

解体作業 分別された金属類
解体作業 分別された木材

現在の解体工事は、解体作業よりもその廃材を細かく分別する手間の方がかかる場合があります。

燃える木材類、リサイクル用に金属類、さらに瓦やコンクリート等もリサイクルにまわります。その他、石膏ボード類は別にしています。残りのほとんどは産業廃棄物になります。

 

今回の物件は築50年ほどの物件で、途中大がかりなリフォームはされていないので土壁以外には廃棄物になる物は少なかったです。非常に解体・分別しやすい物件でしたし、これって地球に対してエコ?。

 

それに比べると、今私達が建てている住宅は、非常に解体(解体・分別・廃棄まで)が困難な物を造っています。

耐震の為に構造的に強化されて壊れにくくなっている事は必要ですが、解体後の分別しやすさやリサイクルできる材料を多く使う事は計画の段階から盛り込んでおけば可能な事です。

 

当然の事ですが、住宅は少しでも長く住めるように、強く快適でなければなりません。

そして必ず来る解体時には、解体しやすいとは言いませんが、せめてその廃材が分別しやすく、リサイクルできるものを多く使う事が必要だと考えています。燃費が少ないだけでは本当のエコ住宅ではない!と。

 

家を建てる時、なかなかそこまでは考えないと思います。しかし非常に大事な事です。御一考を!。