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吉凶を読む 「福壽歴」

吉凶を見る本「福壽歴」

今年もあとひと月となりましたが、来年はどうなるだろうか等と、そんな事を考えさせる物がこの時期届きます。

それが福井新聞にこの時期入ってくるこの「福壽歴」です。

この歴で来年の運勢をみたりしていますが、元々私はそんなに信心深い方ではありません。

ただし、この歴は仕事で使っています。

 

行事ごとをする時、例えば地鎮祭や建て方をする時等、この歴でお日柄の良いとされる日を選びます。

「そんなのカレンダーに載っている大安等の日を選べばいいのでは」とおっしゃる方もいらっしゃいますが、お日柄を選ぶのであればもう一歩深いところで選ばれた方が良いと思います。


六輝の吉凶、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口はみなさんご存じだと思いますが、他にも中段の吉凶や二十八宿の吉凶等があり同じ日に重なり合っています。細かく見て兼ね合いを考えていくとなかなか楽しい物があります。

しかし、あまりにも大変なので私は、行事ごとをする日は仏滅と選日の説明にある三隣亡はさけています。たとえ大安であっても三隣亡と重なる日はさけます。

三隣亡をご存じない方は多いと思いますが、建築に関しては大凶とされ、もしもこの日を用いて施工した時、後日災禍を起こせば近所となりをも滅ぼすとされている日です。

私は、この歴を見ながら日を選ぶのは、心の安心(裏付け)を得るためだとして使っています。

 

ここからはちょっと余談ですが。

北陸ではこの時期になると天候が非常に悪くなります。

お日柄で建て方等の日を選ぶと大概天気は悪く、雨だけでなくヒョウや雪、中には雷まで付いて来たり。

当然といえば当然なのですが、この時期、晴れや曇りの日は少ないにのに、天気予報が出るかなり前に日程を決めてしまっていますから。

最近、大手のハウスメーカーをはじめ多くの会社がお施主さん抜きで建て方をするようになってきました(天気も関係なしに工程重視で、どうせなら天気の良い日に・・・)。

私はそうしたくありません。だって家を建てる事は人生の中でも一大イベントですから。しかし、天気の悪い日に建て方は・・・。

今、仏滅や三隣亡以外の日で、特別天気が悪くなければその日は吉日と考え方を変えていく時期にきていると思います。