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断熱効果UP! 防湿・気密層の作り方

在来工法はその作り方から空気が抜けやすい工法です。

そこで空気が抜けにくくする施工をいろいろ行っています。

 

ちょうど今リフォームをさせていただいている現場の写真で説明します。

 

まずは、床組みから。

壁際の土台に防湿気密用のシート(薄い緑色)を貼り、テープと垂木で押えます。間仕切り壁にもこのような施工をして壁の中に床下から空気が入り込まないように遮断します。


断熱材高性能グラスウール入完了

次に断熱材を隙間なく、また、押し込んでつぶれたりしないように入れていきます。

この辺の事は11月22日24日の断熱材についての記事で。

 

壁際の防湿気密シートは折り曲げて構造用合板の上にとめ、壁のシートと重ねます。


壁と天井、防湿気密シートを連続させて貼り、ジョイント部分をテープ貼り、隙間を無くします。

サッシ周りも発泡剤を使いふさぎます。

床も構造用合板のジョイント等をしっかり目張りします。

これで基本的に隙間はなくなり、冷たい空気や暖まった空気が通り抜けて行く事を防ぐ気流止め効果のある防湿・気密層ができました。

 

ただし、この後の電気工事で、照明器具やコンセント・スイッチのボックス等の取付で、シートに穴を開ける・・・これらの施工についてちょっと工夫している事を次回に。