稲刈りから来シーズンに向けて

籾摺りが終わってお米ができたので今年の農作業は終わり?ではありません。

来年に向けた作業があります。それらをまとめて・・・。

籾摺りでいっぱいでた籾殻
籾殻を田んぼにまく

籾摺りで出る大量の籾殻は田んぼに撒きます。

籾殻の中には雑草の種も入っているので、撒かないで処分したり、燃やしてしまう方、炭にしてから撒く方といろいろな方法がありますが、我が家は田んぼから取れたものはなるべく田んぼに返すという考えで早々に撒きます。また、精米して出る米ぬかも田んぼに撒いています。

トラクターで稲わらやもみ殻をすきこむ

次にトラクターで稲株や稲藁、撒いた籾殻をすきこむため田おこしをます。

これらの物は土の中の微生物に分解されて肥料になります。

このすきこむ作業はなるべく早い時期、温かいうちに行います。温かいと分解が促進されますから。

 

このような事をず~と続けてきたおかげで、我が家の田んぼは周りの他家の田んぼよりもアマ土(表土)が多いです。

 


田んぼの周りの草が伸び放題
草刈り完了

田おこしが終わると次の作業があります。

平野部ではない中山間地ならでの作業、それが土手の草刈りです。

この土手は行って帰って行ってと3回行き来しないと終わらない場所で我が家の他の田んぼもこんな感じです。これでも村内では低い方で、倍以上の土手がある場所も・・・大変です。

草刈り作業も草がつぶれない9月末までに終わらせるようにしています。

こんな山がですから猪、鹿、熊と猿等がいるのは当然で、村人の人数?は、はるかに下回っています。ちなみに金網が写っていますがこれが猪対策の金網柵です。檻の中で農業や生活しているようなものです。

 

今年はまだですが、最後に農舎のかたずけや農機具の燃料を抜いたり(ガソリン系)、満タンにしたり(軽油、灯油)、オイルやグリスをさしてかたずけ一年の農作業は終了です。

 

今年も無事にお米がとれました。自然に、周りの方々に感謝、感謝です!、来年もまた・・・。