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無垢の木が見える軒裏

屋根の野地板を幅ごとに分ける

これなんだかわかりますか?

屋根の野地板です。いつもの軒裏はケイカル板等の板を貼って隠してしまうため見えなくなるのですが、軒裏を貼らない仕上がりの場合、この野地板と屋根垂木は見えてきます。

次回の物件は、小さな物置小屋で軒裏を貼らないサラシでの施工です。そこで建て方までに表面を削ってきれいに仕上げ、塗料を塗っておきます。

板自体は節がある普通の物です。

合板等の工業製品とは違い板の幅がいろいろあるので(6.5寸、7寸、7.5寸、8寸等)それぞれの幅でそろえておきます。木目の柄までそろえると仕上がりはかなり違って見えますが・・・、そんなところは年配の職人さんしか気が付かないような自己満足の世界なので今回はそこまではこだわりません、物置ですから。 


この後、垂木割に合わせて板の長さをカットして・・・結構手間のかかる仕事です。でも木が見える仕上がりは最高にいいです。特別きれいな木でなくていいんです、節があっていろいろな模様の木目があって・・・。私は、このような手のあとが残るような、そんな仕上がりが大好きです。残念ながら住宅ではなかなか採用していただけないのですが・・・。