外壁の下地のお話です。
写真の右と左では、下地の間隔が違います。
外壁の材料が違うから?。いいえ、同じ物を貼ります。
ガルバリウム鋼板(SGL)六山角波貼りです。
それではなぜ?そんな事をするかというと、これも雪対策の一つです。
そう言うとピ~ンとこられた方もいらしゃるかな?。
屋根には雪止めを付けていません。当然雪が落ちてドカ~ンと山になります。この落ちた雪が外壁を押します。それで外壁を痛めないように雪が落ちてくる面の下地は、ある程度の高さまで細かく入れます。
これ、私のこだわりです。というよりは雪の多い所の職人さんの経験と知恵からくるものですが、最近このような事をされている方は少ないです。
出来上がってしまえば同じように見えますが、実はこういった見えないところでそれぞれ会社によって違いがあります。同じ木造と言えども当たり前としている仕事の内容が違います、それはこれで良しとする考え方の違いで、ひいては金額にも出てきます。
その地域に合わせた事をこちょこちょと・・・、その辺の事は20年、30年と経つうちに違いが出てきます。
家を建てるとき、目先の値段でなく、この辺の違いが解っていただけたら・・・、けっして安くはないが高くはない家に。