各村々の神社の鳥居には大しめ縄がかかっています。
昔は、村人が集まって作っていたと思いますが、今は買ったものを・・・、そんな村が増えていると思います。
我が村の平泉寺白山神社の大しめ縄は、今も壮年会で作っています。昨日その集まりがありました。
普通の藁が、手仕事によって大しめ縄になります。
この藁は、今年会長さんの田んぼで採れたコシヒカリの藁です。(昔は、しめ縄等が作りやすいもっと長い藁が採れる品種があったそうですが)
この藁をまずは昔の道具を使って藁すべ(くず)を取り除きます。
「よくこんな古い道具が残っていたな」って感じですが、この道具、藁の加工をする時には必需品です。
古い道具できれいにすぐられた藁の山です。この藁を使って太い縄?を作っていきます。
藁の束に藁の束を次々と差し込んでいきそれを細紐で縛ってのばしていきます。徐々に太くなるように差し込む藁の量を増やしていき、縄の長さの半分ぐらいのところまで太くし、そこから後はどんどん細くなるように作っていきます。このような縄を3本作り、それをからげて大しめ縄に(細かく書いていくとおわりません、簡略で)。
その他にも細縄が必要なので、両手を使って藁を結って細縄を作っていきます。
まるで手品を見ているような、昔、祖父や父がよく作っていましたが、今これができる人は少なく、みんな感心していました。私も・・・、できなくて藁をこねているだけでした。
また、細紐の縛り方も緩まない方法が・・・よくわからない。
ワイワイガヤガヤ、そんなこんなで約半日がかりで大しめ縄が完成しました。
年末にこのしめ縄を神社の鳥居にかけます。
初詣の際には是非鳥居を見上げてください。そこには今年も立派にできた?大しめ縄がかかっていますから。